慢性胃腸炎

【概要】

慢性胃腸炎は、犬や猫でよくみられる病気の一つです。原因はさまざまですが、異物・アレルギー・感染症・腫瘍・胃腸以外の内臓の異常、炎症・ストレスなどがあげられます。症状としては、体重減少、食欲不振、流涎・嘔吐、軟便・下痢、腹痛が出ることが多いです。

 

【診断】

病歴や稟告の聴取、身体検査および血液検査やレントゲン検査や超音波検査などの画像検査を組み合わせて、各種病気の除外・特定を行っていきます。それでも診断がつかない場合は、内視鏡検査やCT検査が必要になることもあります。

 

【治療】

軽度な症状であれば、低脂肪のごはんやアレルギー用のごはんを使用することで改善がみられることもあります。中程度以上の症状の場合には、胃薬や胃粘膜保護剤、制吐剤や下痢止め・整腸剤などを組み合わせながら治療を行います。重度の場合であると、入院や通院治療が必要になることもあります。

 

【当院における取り組み】

症状の程度や、食欲の有無、身体検査によって、各種検査を勧めたほうが良いか・どういった治療を行ったほうがよいかを飼い主様と相談しながら診療をすすめていきます。また、食事内容についても、食べられる種類や内容など、指導させていただくこともあります。

 

【通院・入院の予測】

軽度であれば、通院・入院は不要となることが多いです。中程度以上でも、ご自宅でお薬が飲める、食欲があるようであれば通院・入院は不要ですが、お薬が飲めなかったりするようであれば症状が落ち着くまで1~2日ごとの通院治療をおすすめいたします。また、重度であれば入院・通院治療が必要になるケースもありますし、手術が必要な場合は行う手術によりますが3~7日程度入院が必要になるケースが多いです。

 

【費用の予測】

軽度でお薬のみ処方する場合には、およそ3000円程度かかります。中程度以上で点滴や注射を行う場合は5000~7000円程度かかります。また、検査を行う場合は8000~20000円程度かかります。重度で内視鏡検査や入院治療が必要な場合だと、入院期間にもよりますが、80000~150000円程度かかることもあります。なお、この費用は一般的な場合の予測であり、動物の状態により異なる可能性があります。費用に関しては、診療された獣医師と詳しくご相談ください。